専門医でないとわからない喘息の見極め

jyabarasate87
2016年4月13日

15年前、うちの子供が喘息と診断され、10年間ほど小児科で治療を受けました。
本人から、気道が狭くなったと訴えられることはあっても、一度も入院したこともなく、素人の親から見て、本当に喘息だったのか?と思ったりもするのですが、似たような症状の喘息の方、喘息のお子さんを持つ親御さんに参考になればと思い、筆をとってみます。

 
ちなみに、子供は現在高校生になり、症状は落ち着いているため、喘息の治療は休止中です。

うちの子が3歳の頃、風邪をひいたので風邪の治療のため、かかりつけの小児科に行きました。
確かにコンコンと咳はしていましたが、私自身も子供の頃、風邪のときにはこの程度の咳はしていましたし、ただの風邪だろうと思っていました。
しかし小児科医の診断名は「喘息」。
うちの子はこのあと10年間、この小児科で喘息の治療を受けることになりました。

 

飲み薬は粉状で、テオドール、ザジテンだったと思います。
その他、家庭用の電動の吸入器を買うことになり、インタールという薬剤だったと思いますが、朝晩ガラスの容器に薬を入れ、ガーガーと音を立てながら、うちの子の気管支に薬を送り、毎日治療をし続けました。
素人の私には正直、これらの治療がどのくらいうちの子の役にたっていたのか、よくわかりませんでした。
薬は当時の新しいタイプの薬のようで、一か月の薬代も、かなり高額にかけていました。

 

幼稚園から小学校まで、この小児科でうちの子の喘息の治療を続け、次第にかかりつけ医を小児科でなく内科にシフトするようになって、喘息の治療はここでいったん途絶えました。
もう大きくなったし、これで喘息ともサヨナラなのかなと。

 

ところがうちの子が高校生になって、運動部での練習メニューがきつくなった秋のことでした。
トレーニングのため、晴れの日は屋外で、雨の日は室内で、かなりの量のランニングを体力づくりのためにこなすようになった頃です。
うちの子が全力で走ると、ある一定の時間を過ぎたころから、気管支が狭くなるようで、呼吸が苦しくなり、走れなくなるようでした。

 

最初はかかりつけの内科の方にかかってみたのですが、呼吸器やアレルギー専門の先生ではないので、この先生からは、背中に喘息のテープを貼るという、比較的当たり障りのない治療薬を出されました。
しかしうちの子の運動量は激しく、このようなテープひとつで高校生になった大きな体を治すことができなかったようで。

 

うちの子が子供時代にかかっていた喘息の治療を思い出し、高校生が小児科なんて…という違和感を感じながらも、もう一度その小児科にかかってみました。

 

受診した後でわかったのですが、その小児科はアレルギー科も標榜していて、その先生は小児科の医療だけでなく、アレルギー全般にもお詳しかったようです。
指先の酸素濃度のようなものを器械ではかられ、「運動誘発性喘息」という病名をもらいました。

 

そして、またあのガーガーの吸入器生活に戻るのかと、いささかガッカリしたところ、「現在はもっとよい薬がありますから」と、30日くらい使える、丸いころっとしたプラスチック容器の薬を処方され、口を開けてカチャっとして吸うだけと言った、簡単に気管支に吸入できるような薬剤に進化していました。

 

現在うちの子は部活を引退し、運動をしていないので、喘息の症状も出なくなり、治療はお休みしています。
喘息というと、急に激しい発作を起こし、そのまま点滴をぶらさげて入院…というイメージが私にはあるのですが、うちの子のように、「少し気管支が狭くなるだけなんだけど、苦しいから病院へ行く」というのも、専門医から見たら、立派な喘息患者なのかなと、よくわからないながらも子供の喘息と付き合い、考える機会となりました。

 

私はうちの子の喘息の症状や治療について、よくわからないまま過ぎてしまったのですが、喘息の治療について、医師に聞いて専門家としての説明を与えてもらうことが納得いく治療を受ける上では大事なのかなと、振り返った今、思いました。